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2016年10月30日日曜日

簡単なPoser用フィギュアを作る(2)

ペンギンフィギュア作成の続き。書き忘れたが、使用しているPoserはバージョン11,英語版である。

1)回転順序の設定
マニュアルによると、Joint Editorを使って各ジョイントの回転順序を設定する必要がある。例えば尾羽根なら、twistはZ軸回り、bendはX軸回りなので、"ZYX"と設定する。Hierarchy Editorには"Apply Std. Rotation Order"というボタンがあり、"標準的なフィギュア"なら自動設定してくれるらしいのだが、標準的、というのが人型なのか、あるいは前回書いた予約語を持つようなものなのかよく分からない。今回はボーンが少ないので一つ一つ設定した、と言ってもデフォルトの設定で済む場合が多かった。

2)影響範囲の設定
次にボーンの影響範囲を設定する。スキニング作業というやつだ。羽以外はJoint Angleの調整のみで済ませた。


Joint Angleを左脚に設定したらFigureメニューの"Rig Symmetry -> Left To Right"(Pro版のみにある)を選ぶと右脚も同じ設定になる。もちろんボーンの内部名をあらかじめ"lLeg"、"rLeg"のように設定し、Poserに左右対称のものであることを認識させておく必要がある。

羽の部分は減衰ゾーン(falloff zone)をカプセル型にしてやってみた。


減衰ゾーンはFigureメニューの"Pose Symmetry -> Left To Right"で左から右へコピーされる。頂点を回転させてるだけなので、どうしてもきれい曲げることは出来ない。JCM (Joint Controlled Morph)を付けることにした。

3) JCM
羽を下ろした状態にし、Morphing Toolで出っ張っている頂点を引っ込めた。新しく作ったMorphダイアルにある三角をクリックして"Edit Dependencies..."を選び、"Value Operations"タブでActorを"Left Wing"、Parameterを"zRotate"にする。羽を下ろす角度は最大-67度にした。1/67≒0.015なので"Scale Factor"に"-0.015"をセットした。これで羽を下ろす(Z軸回りの回転)のに連動してモーフが働く。


あまり滑らかではないが、実験なのでこれくらいでよしとしたい。

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